どうも、こーるど(@Mr.Koldミニ四駆)です!
ミニ四駆速くしたい・レースで勝ちたいと思う人向けに、何をすれば良いのか・見直せば良いのかをトピックでまとめました。
レベルアップの参考になれば幸いです。
※トピックが多いので説明を簡素化しています。
- 速くする為の方法①:速いモーターを積む
- 速くする為の方法②:電池の性能を良くする
- 速くする為の方法③:駆動関係を見直す
- 速くする為の方法④:ローラーの位置を変えてみる
- 速くする為の方法⑤:ローラーをしっかり回るようにする
- 速くする為の方法⑥:タイヤ径・種類を考える
- 速くする為の方法⑦:タイヤのトレッド幅を考える
- 安定性を上げる方法①:ブレーキセッティングを考える
- 安定性を上げる方法②:マスダンパーを載せる・配置を考える(提灯)
- 安定性を上げる方法③:キャッチャーダンパーを付ける
- 安定性を上げる方法④:AT機構を取り入れる
- 安定性を上げる方法⑤:スライドダンパーを導入する
- 安定性を上げる方法⑥:ギミックまわりを見直す
- まとめ
速くする為の方法①:速いモーターを積む
トルクチューン2、アトミックチューン2などの”チューン系”と言われるモーターを使っている人は、”ダッシュ系”と言われるモーターを使ってみましょう!
片軸シャーシだと、ハイパーダッシュ3、パワーダッシュ、スプリントダッシュ
両軸シャーシだと、ハイパーダッシュモーターPRO、マッハダッシュモーターPROが付けられます。
モータースペックの一覧表も参考になるかと思います。
しかし、上記の同じモーターを使っていても自分よりも速いマシンの人がいると思います。
そんな人たちは何をしているのか?
「モーターの選別」「モーター慣らし」というのを行っています。
「モーター選別」とは回転数や消費電力から速いモーターを選別すること。
モーターも工業製品なのでモーターの性能にバラツキがあります。
その中から「速い(広義の意味で)モーター」を選んで使おうということです。
モーターの性能は「サンダー」と呼ばれる電源装置で3Vの電流を流してモーター性能をみるのが速いレーサーさんでは一般的です。
所持している電池を満充電にして回転数を測ってみるのも良いと思います。
ちなみに回転数を測るアプリは”GIRI”というアプリが良く使われています。
次に「モーター慣らし」。
簡単に言えばモーターの性能を上げる作業。
モーターを何個か使っていると、突然、今までよりも速くなるモーターありませんか?
それを意図的に起こしてしまおうという作業です。
内容としては、モーター内部の「ブラシ」「コミューター」という所をモーターを意図的に回転させて適切な形に削る作業をします。
1.5Vを流し続けて長時間やる方法、慣らしオイルを使う方法…etc様々な方法があります。
調べてみて、自分に合いそうな方法を見つけてみて下さい。
速くする為の方法②:電池の性能を良くする
「電池の性能を良くする」という表現が正しいかは分かりませんが、「電池により大きな電圧を入れて速く走らせたり」、「長時間走っても遅くなりにくい」電池にする方法があります。
「電池により大きな電圧を入れて速く走らせたい」場合は、充電器を買い替えるのがオススメです。
最近だと以下の商品が一般的です。
個人的にはC4evoがオススメです。
Amazonのタイムセールで6~7000円ぐらいで買えます。
「充電器にそこまでのお金は…」と思うと思います。
ただ3,4000円の充電器を買うと一応速くなるのですが少し中途半端な印象。
結局上位の充電器を買うという流れになる場合が多くて、3、4000円の充電器を使わない場合が多いです。
長く続けるなら上位の充電器を買うとトータルでコスパは良いと思います。
自分もこのパターンでしたw
「長時間走っても遅くなりにくい」電池にする作業として「電池育成」というのがあります。
電池の電気消費を効率的にする作業です。
これも色々なやり方があるので、是非、Youtubeやネットで検索してみて自分に合いそうな方法を見つけてもらえれば幸いです。
速くする為の方法③:駆動関係を見直す
ミニ四駆界隈で「駆動をいじる」と言った場合、「ギアの位置調整」「ギアの抵抗抜き」「軸受けをベアリングに変える」などを指します。
「ギアの位置調整」は、ワッシャーやスペーサーでギアの位置を調整してギア干渉を少なくしたり、無くしたりすることです。
片軸シャーシの場合は、プロペラシャフトのギアの位置調整や固定もここに入ってくるかも知れません。
「ギアの抵抗抜き」というのは、ベアリングなどを仕込んでより回るようにしたり、適切にグリス・オイルアップしたりする作業です。
「ギアの位置調整」も「ギアの抵抗抜き」に入るらしいです。
「軸受けをベアリングに変える」は軸受けを変えていない場合、POM素材の軸受けをベアリングなどに変えてスムーズな回転を得ることを指します。
その際に「ベアリングの脱脂」を行うとより回転力を得られます。
速くする為の方法④:ローラーの位置を変えてみる
ローラーの位置を変えるとコーナースピードが変わってきます。
一般的にタイヤ側に寄せると速くなるそうです。
ただ、リアローラーはリア側に寄せるとコーナー直後のドラゴンバックなどで真っすぐ飛びやすくなるそうです。
ローラー幅はタミヤの規則の105ミリに近い程速いと言われています。
ただ、ローラー幅が狭いとジャンプ後のコースに収まりやすいともいわれています。
それぞれのセッティングが一長一短なので自分の好みに近いセッティングになるように色々試してみて下さい。
速くする為の方法⑤:ローラーをしっかり回るようにする
ベアリングローラーをそのまま使っても良いですが、「脱脂・オイルアップ」「内圧抜き」などを行うとより回るようになります。
「脱脂・オイルアップ」はベアリングの保護の為に付けられいるグリスをパーツクリーナーなどで落として、任意のオイルを使ってより回るようにする作業です。
その際使われるパーツクリーナーは特に指定がある訳ではありませんが、「プラスチック対応」などと書かれているものを使うのが無難かも知れません。
オイルアップ用のオイルは、タミヤから出ているオイルでも良いですし、色々なメーカーからも出ているので色々試してみると面白いと思います!
「内圧抜き」とは、ベアリングローラーに圧入されているベアリングは、基本的に高圧力で圧入されています。
常にベアリングが圧迫されている状態です。
それを弱くしてよりベアリングを回るようにする作業です。
ベアリングローラーに圧入されている520ベアリングを抜いて、圧入されていた内側を少し削って戻す作業を行います。
少しコツがいる作業なので、YouTube動画などで「ミニ四駆 内圧抜き」と検索して色々見てみるのをオススメします。
速くする為の方法⑥:タイヤ径・種類を考える
最高速度が足りない場合は、タイヤ径を変更してみると良いかも知れません。
一般的にタイヤが大きくなれば最高速度が上がり、タイヤが小さくなれば最高速度に到達
するまでの時間が短くなります。
またタイヤが大きくなれば重心が上がるので安定性は下がります。
このバランスを考えてタイヤ選びをすると良いと思います。
また、タイヤの種類でも走り方が変わります。
ノーマル・ハード・スーパーハード・ローフリクションの順でタイヤのグリップが低くなります。
タイヤのグリップが抜けると滑るように走るので、コーナーが速くなります。
しかし、グリップが抜けているので再加速や長めのバンクなどでは不利に働きます。
また、制振性の面では硬いタイヤが跳ねにくいと言われています。
ただ、ローフリクションタイヤよりもスーパーハードタイヤの方が跳ねにくいらしいです。
そうタミヤがアナウンスしています。
速くする為の方法⑦:タイヤのトレッド幅を考える
トレッド幅というのは画像の部分の幅の事です。
一般的にはトレッド幅を狭めるとコーナーリング性能が上がります。
逆に広げるとマシンの安定性やストレートが伸びやすいとも言われます。
マシンが速く走るようになったらコースアウトしやすくなったと思います。
次はマシンの安定性を上げる方法を考えます。
安定性を上げる方法①:ブレーキセッティングを考える
コースアウト率を下げたいのなら、初めにブレーキセッティングを見直してみると良いかも知れません。
一般的にブレーキをかけたいセクションが「スロープ」と呼ばれるセクションです。
「ドラゴンバック」などのジャンプセクションがこちらに当たります。
マシン自体がジャンプするので、その前にブレーキをかけてジャンプ飛距離を短くしたり、飛び姿勢を整えるのが狙いです。
ブレーキをかけたくないセクションが「20°バンク」。
坂道のようなセクションがそれに当たります。
坂道を上る時にブレーキがかかってしまうと減速して登らなくなるので、ここではあまりブレーキをかけたくないよねという話です。
それらのセクションに対して、しっかりブレーキが当たっているのか、当たるのを避けることが出来ているのか確認してみましょう。
実際にコースで確認してみても良いのですが、出来たらこういうのを買ってみても良いかも知れません。
家である程度セッティングが出来るので、コースでは微調整するだけで済みます。
安定性を上げる方法②:マスダンパーを載せる・配置を考える(提灯)
ジャンプしてからの着地で跳ねてコースアウトしてしまう時は、マスダンパーを配置しましょう!
一般的に、フロント・リアは電池から離れる程に制振性に必要な重さが軽くて済み、サイドはフロントタイヤに近い方が制振性が良いと言われています。
ただ、制振性はマシンの重心に左右されるために、正解がマシンによって変わってきます。
自分なりに色々配置してみたり、速いレーサーさんのマスダンパーの配置を参考にしてみるのもアリかも知れません。
オープンマシンの場合は、「提灯」を作成してみましょう!
制振性及びマシンの飛び姿勢制御に有効なのでオープンマシンの場合は提灯を搭載するのをオススメします。
安定性を上げる方法③:キャッチャーダンパーを付ける
「キャッチャーダンパー」と言ってミニ四駆を安全にキャッチするための商品「ミニ四駆キャッチャー」を加工したもの搭載するのもオススメです。
こちらも制振性とジャンプ姿勢を制御できます。
安定性を上げる方法④:AT機構を取り入れる
ジャンプした後にマシンがコースに収まりきらずコースアウトしてしまう場合は「AT機構」の導入をオススメします。
バンパーが上に上げることによりコースをいなしてコース内に収まるというものです。
また構造違いで「アンカー」というものもあります。
とりあえず作ってみて、自分に合った機構を使うと良いと思います。
安定性を上げる方法⑤:スライドダンパーを導入する
スライドダンパーは「コーナーのつなぎ目のギャップをバンパーがスライドすることによりいなす」のが目的ですが、最近のミニ四駆事情では利用目的が少し変わってきています。
一般的にスライドダンパーを搭載すると「コーナリングが遅くなる」と言われています。
それはコーナに侵入した際に力をバンパーでいなす為に起こる減速です。
そのバンパーでいなす量をコントールすることにより、その減速量をコントロールしてしまおうと狙い。
現代ミニ四駆は速度が速い為にクリアしづらいセクションの前のコーナーで減速させてセクションをクリアしてしまおうという発想です。
また、コーナーを抜けた際に真っすぐ飛ばすには、フロントローラー幅が狭めのセッティング良いと言われています。
フロントスライドダンパーはコーナー時には縮む方向に動いているので疑似的にフロントローラー狭めセッティングを行う事ができます。
これによりコーナー直後のジャンプで真っすぐ飛ばそうという狙いです。
ただバネの戻りが強すぎるとコーナーと逆側への力が強くかかり逆にコースに収まらいない場合もあるので注意して下さい。
上記は簡単なスライドダンパーの使い方でした。
スライドダンパーにも色々な使い方があるようなので、調べてみるとより良い使い方が出来ると思います。
安定性を上げる方法⑥:ギミックまわりを見直す
オープンマシンをの場合はATバンパーや提灯、またMSフレキなどを搭載していると思いますが、それらが機能して欲しい時に機能しているか、ガタや余計な動きをしていないか見直すのも良いと思います。
いわゆる「ランダム性を無くす」ということです。
自分の狙い通りにマシンを動かすマシンコントロール力を高めることが、ミニ四駆を速く走らせたり、完走率を上げたり、勝利に導いてくれると思います。
まとめ
偉そうに色々書いてきましたが、自分のレベルも初心者と中級者の間ぐらいです、すいません。
ただ始めたばっかりの時は、速い人との違いや何やってるのかが分かりにくかった覚えがあるので今回書いてみました。
思いつく限りで書いてみたので、他にも速くする要素はあると思います。
またそれぞれのトピックにキーワードが出ていると思うので、それを調べてみると色々理解できてくるかも知れません。
色々書いてみましたが、やはり「基礎が大事」。
自分がどう走らせたいか・どこをクリアしたのかなどを考えながらタイヤ・ローラー・モーター・ギミックなどを考えていくと良いと思います。
何かの参考になれば!
ではでは!
※コメント欄ははこちら
私自身ミニ四駆歴42年目ですが、未だ他の人より速くて完走事態も難しくなって来ています。ただ悩んでいる事は、上級者に声を掛けられずに、ずっと1人でセッティングしています。どうしたらいいのかわかりません。!!
第1ミニ四駆世代さん、コメントありがとうございます。
ミニ四駆歴42年はすごいですね!自分なんて復帰して間もないぐらいです。
そんな自分からアドバイスするのも恐縮ですが、経験談から話をさせて頂きます。
コメントから察するに「上級者にどう声をかけたら良いか分からない」ということでしょうか?!
結論から言いますと「ちゃんと礼節をしっかりしていれば大抵の速いレーサーさんは話をしてくれたり、マシンを見せてくれる」と思います。
注意点としては「集団で話している場合は話しかけない」「集中している時に話かけない」「強引に話を聞かない」など自分がコースでミニ四駆を走らせている時にやられたら嫌なことを相手にしないことです。
上記以外の時に「すいません、良かったら少しマシンを見せてもらえませんか?」などと話しかけると大抵の人はマシンを見せてくれたり、マシンについて教えてくれることもあります。
会話がスムーズにいくようなら、その方に自分の今のミニ四駆の悩みなどを話すと何かしらアドバイスをもらえるかも知れません。
意見・アドバイスを受ける際の注意点は「自分のマシンの考え方・意見と相手が違っていても否定しないこと」です。
ミニ四駆は人それぞれでマシンの考え方・意見が違うことが多いのでその人が自分と違っていても「そういう意見・考え方なのか!」とその人の考え方・意見を受け止めてください。
誰しも自分の考え方・意見を否定されるのは嫌なので。
このコメントが参考になれば幸いです。
このミニ四駆は何て言う車ですか?
匿名さん コメントありがとうございます。
サムネや途中に出てくる画像のマシンのことでしょうか?!
それならば「サンダードラゴン」というマシンです。
少し前まで限定品番でポリカボディーが販売されていました。
今は少しプレ値になる可能性がありますが、Amazon・メルカリなどで手に入れてることが可能と思います。